井戸の中から失礼します。こんばんは、トードだよ!
今回は面白すぎる漫画【呪術廻戦】の「生得領域」について詳しく解説&考察していくぞ!(※ネタバレめちゃくちゃ出てくるから全話読んでない人は注意してね。)
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目次
生得領域とは?
「生得領域」は自分の心の中のこと。そしてそれを呪力で外に構築して作った結界のことも生得領域っていうのだ!
自分の心の中ってのはつまり自分の中にある自分だけの空間みたいな感じだね。
(※呪術廻戦 芥見下々/集英社)
この生得領域は文字通り生まれ持ったもので、中の様子は術師や呪霊によってみんな違うのよ。
だから、中には入るだけでヤバいことになっちゃうような生得領域を持ってるヤツもいる。
でも南国のビーチみたいな生得領域だったり、クソでかいダンジョンみたいな生得領域を持ってるヤツもいるんだよね。
つまりはそれぞれの性質とか性格によって、生得領域の中はかなり変わってくるというワケです。
…もしおれが生得領域を展開したら漫画だらけの小汚い四畳半が出てきそうだ(笑)。
生得領域と領域展開の違い
呪術廻戦の用語ってややこしいモノがけっこう多い。
「自分の領域を展開する」っていう点では同じような技である領域展開と今回の生得領域は何が違うのかっていうのも、ちょっと分かりづらいよね。
この二つの相違点についてちょっと解説しましょ\(^o^)/
前提として、基本的に領域は「閉じ込める効果と相手の術式を中和する効果、そして付与した術式の必中効果を持った結界術である」、ということは抑えておいてほしい。
そして結論から言うと、生得領域と領域展開には
- 生得領域→閉じ込める効果が弱く、術式の中和効果・術式の付与とその必中効果がない領域
- 領域展開→これら全てを最高値で備えてる領域
って感じの違いがあるんだ。詳しく見ていこう!
閉じ込める効果の違い
まずはおさらい。今までに作中で登場した「領域」は以下の4つだよね。
- 生得領域
- 領域展開
- 簡易領域
- 領域展延
本質が結界術である領域には閉じ込める効果があるんだけど、上の4つの領域は、相手を閉じ込めるか閉じ込めないかって言う点で大きく2つに分類できる。
- 閉じ込める領域→生得領域と領域展開
- 閉じ込めない領域→簡易領域と領域展延
これは実際に領域を展開してる様子を見ても分かるはず。
領域展開と生得領域は自分の空間を作り出してそこに相手を入れることで閉じ込められるけど、簡易領域と領域展延にはそれがない。
だから閉じ込めることはできないってことね。
まぁ簡易領域と領域展延は閉じ込める結界術的要素を捨てることによって、習得のハードルを下げたり、移動しながら発動できるようにしてるんだろうけど!
そんなワケで、領域の中でも閉じ込める効果を持つのは領域展開と生得領域なのよ。
ただ同じ閉じ込める領域だとしても、生得領域は領域展開に比べて閉じ込める効果がだいぶ弱いんだ。
生得領域も一応入ってきた入り口を隠したりして閉じ込めることはできるけど、少年院編のときみたいにドアを見つけられれば簡単に出られるし。
領域展開の場合は外からの侵入に対する耐性を下げる縛りを課すことによってより閉じ込めることに特化してるから、ほとんどの場合は一度入ったら逃げられない。
つまり生得領域は、相手を閉じ込めるっていう結界術の面から見ると領域展開と比べてかなり不完全なんですね~
術式の中和効果・付与した術式の必中効果の違い
閉じ込める効果と同様、本来であれば全ての「領域」には術式の中和効果と付与した術式の必中効果があるんだけど、領域展開・簡易領域・領域展延と違って生得領域にはこの効果もないのよ。
五条さんが作中で言ってた「生得領域は術式の付与されてない不完全な領域」ってセリフはここから来てるワケですな。
そもそも術式が付与されてないと必中効果なんて発揮できないしねw
今までに出てきた4つの領域を「閉じ込める効果」「術式の中和効果・付与した術式の必中効果」で順位付けしてみると、
- 閉じ込める効果→領域展開>生得領域>簡易領域・領域展延
- 術式の必中効果・術式の中和効果→領域展開>簡易領域・領域展延>生得領域
こんな感じ。
ただ、こう見てみると「簡易領域と領域展延も閉じ込められないし、必中効果も弱いし不完全じゃね!?」って思っちゃう人もいると思う。
だけど簡易領域と領域展延はそもそも「術式の中和効果で身を守ること、相手に攻撃を当てること」を目的に編み出された領域だから、ある意味呪術としては完成してるのよ。
閉じ込める効果=結界術としての要素がない分、さっきも書いたように領域展開と比べて習得ハードルも下がるはずだしね。
そう考えると、閉じ込める効果・術式の中和効果・付与した術式の必中効果どれにおいても中途半端な生得領域が不完全と言われて、簡易領域と領域展延が不完全と言われないのは納得できるはず!
つっても生得領域も結界術だから、帳みたいに色々縛りで条件付けとかもできるんだ。
だからこの後紹介するような「ある条件を満たしたモノのみ入れるようにする」みたいなことができる生得領域もあるんです。
ちょっと今まで出てきた生得領域を紹介しようか!
既出の生得領域を紹介!
さっき書いたように、生得領域は未完成の領域なのね。
センスの問題はあるけど、未完成な分習得のハードルは低いから、そこら辺の呪霊でも生得領域を構築するだけならできるヤツもいるんです。
少年院に出た呪霊の生得領域
呪術廻戦の中で一番最初に出てきたのは、少年院に出た呪霊の生得領域。
(※呪術廻戦 芥見下々/集英社)
※少年院の中です。
ゲームで出てきたらテンション上がるくそデカダンジョンじゃん…。
生得領域は自分の心の中を外に構築したものだから、つまりこのくそデカダンジョンは少年院に出た呪霊の心の中を表してるってことになる。
…心の中にエアコンの室外機があるやんけ(笑)。
きっと少年院の呪霊は生まれたばっかだから、生まれた場所である少年院くらいしか自分の心の中になかったんだろうなぁ。
分からんけどw
宿儺の生得領域
少年院の呪霊の次に出てきたのが、宿儺の生得領域。
(※呪術廻戦 芥見下々/集英社)
この生得領域の登場シーンは少し特殊なケースなんだよね。
なぜなら、呪力で外に構築した生得領域じゃなくて宿儺の心の中の生得領域だから。
なんで虎杖は死んだのに宿儺の生得領域の中で生きていられたんだろうね?
うーん、宿儺は死んで指だけになってもなお消えないほどの存在だから、器である虎杖が死んでも肉体の中で生きていた。
そして虎杖もすでに宿儺と同化してたから、死後も宿儺の生得領域の中で生きていられた…みたいな感じかな?
呪術廻戦てさ、普通に読んでるだけだとスルーしちゃうけどちゃんと読むとしっかり考えて描かれてるってことがよくあるのよ。
ホントもう、、、何回読んでも味が薄まらねぇわ呪術廻戦。
陀艮の生得領域
次に登場したのは、陀艮の生得領域。
なんとマンションの一室に南国のビーチがありますw
(※呪術廻戦 芥見下々/集英社)
作中で「術式が付与された領域を長時間展開し続けるのは不可能」って伏黒が言ってるから、この陀艮の領域も生得領域であることは間違いないと思う。
中で真人が本を読んでリラックスしてたことを考えると、陀艮は相当長い間領域を展開してたって考えられるもんね。
でも生得領域だとしてもそんだけ長時間展開し続ける陀艮すげえわ。呪力量どーなってんだ??
つーか陀艮と友達になりてぇ…。毎日南国ビーチでゆったりできるやん。
八十八橋に出た呪霊の生得領域
呪術廻戦の中でもう一つ出てきたのが、八十八橋に出た呪霊の生得領域。
(※呪術廻戦 芥見下々/集英社)
陀艮の生得領域との差がすごいな???クサそう…
この領域もかなり長時間展開されてたし、術式も付与されてない様子だったから生得領域であることは間違いないと思う。
ただこの生得領域には入るために条件が足されてたから、作中では領域ってよりも「結界」って呼ぶことがほとんどだったね。
普通の生得領域とは違って結界要素が強い。
帳もそうだけど、こうやって結界に色々な条件を付加できるって言うのも面白い設定だよなぁ!妄想が広がりまくっちゃう。
【まとめ】生得領域は「心の中」を外に構築する結界術!
はい、今回は生得領域について解説してみました。
最後にまとめると、生得領域は「本来領域の持つ術式の中和効果と付与した術式の必中効果はないけど、一応相手を閉じ込めることはできる領域」って感じかな(笑)?
とにかく、生得領域は領域展開とは違ってそれほど怖いモノじゃないんですね。
いやーでも生得領域について考えれば考えるほど領域展開のヤバさが際立つよな(笑)。
逃げられないし術式中和されるし相手の術式は必ず当たるし、そもそも相手のステータスにもバフがかかるってなんだよ…
現状呪術師側に領域展開使えるキャラ2人しかいないから、これから出てきてくれるといいなぁ。
無理かな…無理かもな…
しかしやっぱり複雑だわ呪術廻戦の設定w
記事の内容でもし間違いとか「それ違うんじゃね?」っていうのがあったらコメントで教えてくだされ\(^o^)/
間違ってる可能性はめちゃくちゃある!すまん!
それじゃ、井戸の中からは以上です。おやすみ!トードでした。
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